そうだ、葉っぱを売ろう!(書評)

横石知二の著。過疎の町で葉っぱを集めて売っているおばあちゃんの本といったほうが分かりやすいでしょうか。満面の笑みのおばあちゃんの笑顔が表紙です。
ビジネス書に分類されると思いますが、涙なくしては読めません。悲しい涙ではなく、感動の涙。電車の中で読み進めるのが大変でした。
どうして町のおばあちゃんが葉っぱを集めて売るようになったのか。その20年の歴史が記されています。つい最近の話と思いましたが、20年かけて育ってきたことに感心しました。
さすがに「世界を変える社会企業家100人」に選ばれる人だけのことがあります。その言葉は大きく心を揺さぶります。
私もどちらかというと社会企業家ですし、社会企業家として覚えてもらいたい、そういう自分のやることがあります。色々な条件が揃わないと筆者の言うような渦は巻かないのですが、今年も小さな渦を巻いていきたいと思います。いつか大きな渦になることを信じて。