東洋経済(1/12号)

特集記事の「北欧」はここまでやる。格差なき成長は可能だ!
という記事が面白かったです。北欧というと、ノキアやデザイン家電、福祉国家、税金が高いといったことを思い浮かべますが、意外だったのが、人口とGDPです。
スウェーデンは人口が大阪府と同等、GDPは九州と同等ということでした。人口は日本の1.2倍とのことですので、想像よりも人口が少なかったです。

  • 高い国際協力
  • 高福祉、高負担
  • 民主主義の高度化
  • 女性の社会進出
  • 人材

といったキーワードで統計が出ていまして、どれも今の日本から比べるとうらやましいものばかりです。日本にそのまま当てはまることはできないかも知れませんが、政策により国は変わり、国民は豊かに生活できるのだなと考えさせられる、ボリュームも内容も充実した記事でした。
今年は国政選挙の年といわれています。民主主義、結局のところ我々一人ひとりの意思がこの国を形作っているのかもしれません。
もう一つ気になったのは、北欧は女性の社会進出が進んでいてかつ、高い出生率を保持しているという点です。
現在の少子化の原因は、5年、10年後の自分の未来に対して希望がなかなか持てないためであると考えているのですが、別の見方で、女性の社会進出が増え、経済力がついたので、女性が男性に頼る必要が無くなって晩婚化、少子化が進んでいるという文を見かけることがあります。
北欧の例を見るとこれはクリティカルな話ではなく、如何に安心し働き、子育てをできる環境を作るかというのが大事だと感じました。
特集記事以外にも、ソニーの話など充実した記事が多かったです。