後手後手か、無策か、足を引っ張るかでなかなか何も進まない福田内閣ですが、唯一評価している点として
消費者庁構想があります。
http://www.asahi.com/politics/update/0130/TKY200801300012.html?ref=rss
昨今、食品偽装、パロマ湯沸かし器などリコール、エコ偽装、肝炎、といったように企業や官僚の倫理観の
欠如による事件が後を立ちません。
これらは昔から同じようにあったのかも知れませんが、近年の内部告発や企業内統制の発展により厳しい
目が向けられるようになってきました。
また、インターネットの発達により、こういった企業情報がガラス貼りになり、顧客に権力が移ってきました。
過日に書きました勝手広告も企業の側のCMでなく顧客の側のCMであったわけです。
売るものは顧客が決める時代になってきました。会社は誰のものか。株主、経営者、社員、顧客。みんなの者に
なり、それぞれの役割を果たしていくのだと思います。役割を果たすためにはガラス貼りの情報が必要になります。
そのための消費者庁であるならば歓迎すべきことだと思うのです。