派遣、パート、偽装労働といった、非正規雇用の特集が東洋経済で組まれていました。
最近、正社員でなければならないといった風潮が強いような気がしますが、雇用の多様化というのはやはり必要なことと思います。非正規雇用が増えたのは多様化のニーズと企業側のニーズが一致したからだと思うのです。そして企業にいいように利用された結果が今の姿のように思います。
確かに正社員という期限のない雇用は安定的ではあると思いますが、97年の山一ショック以来、その安定は会社の存続が前提となるはずです。今の会社が10年後、20年後存続しているかどうかというのは分からない訳です。その中で、年功序列で、若者の稼ぎを、管理職等にまわす訳ですから、会社が存続しない場合、若いときの稼ぎを取り戻せないのです。
正社員は責任に見合った、賃金と安定を、非正規社員もその責任に見合った賃金と安定を与えることが必要と思います。いつでもどこでもだれでもが提供した労働力に対し適切な報酬が得られることが望ましいと思います。非正規の問題点は、性別年齢により敷居とあまりに企業よりな使い捨ての背景があると考えます。ユニオンが活発化すれば解消の方向に向かうかも知れませんが、世界から観た場合日本の競争力が落ちているように見えてこないかと考えます。日本の企業はすべて世界市場で勝負することを前提にしていく必要があると思います。日本国内場レッドオーシャンです。ブルーオーシャンは世界にあると思うのです。