刺激的なタイトルでしたがよく書けていました。

Googleを奉る本かと思いましたが、中立的にどちらかというとGoogelに批判的によく書けていて面白かったです。特に既存の広告業にとってはGoogleは脅威となることがよくわかります。ただGoogleはこの本にも書かれていますが、優秀な人材を今は生かしきれていないようです。
最後に日本の検索エンジン「なずき」というものが紹介されていました。日本語意味理解製品「なずき(TM)」を販売開始 2005年7月26日 | ニュースリリース | NTTデータ
なずきが検索エンジンで市場を制覇できるとは思いませんが、これからはインターネット出現により蓄積されたデータの効率利用がメインとなると思いますのでこのようなデータマイニングのツールは有用かと思います。
また、本書では新聞についても「新聞社が次々倒産する日」というタイトルで論じられています。速報性という点ではネットの方が効率的ですから、毎日届く新聞は必要とないと判断する人が増えてくるかも知れません。アマゾンのKindleのような物に置き換わる日が近いと予想できます。http://diamond.jp/series/inside/04_19_003/
そしてじっくり読みたい専門的な情報に関しては、東洋経済エコノミストといった週刊誌に置き換わると予想で来ます(事実私は新聞は取らず東洋経済のみです)。
新聞社がとる道は、全般をネットに置き換えていくこと、既存の配達網を物流のネットワークととらえて、違うビジネスモデルを考える等あります。マスコミとは何かということをよく考える必要がありそうです。