書評の保存先と思っていたが、結構削除されていました。

本を読み終わるとクラウド感覚でアマゾンのカスタマーレビューに感想を記述していましたが、結構削除されていました。講習会で利用した明解Javaの書評を書いたのですが、現場のSEとしてまたプロの講師として実名署名で書いたのにあっさり削除されていて残念です。
http://www.amazon.co.jp/%E6%98%8E%E8%A7%A3Java-%E5%85%A5%E9%96%80%E7%B7%A8-%E6%9F%B4%E7%94%B0-%E6%9C%9B%E6%B4%8B/dp/4797339535/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1231048720&sr=8-1
明解Javaコンピュータサイエンス的には良く記述できている入門書だと思いますが、システム開発の現場にはコーディング規約的に問題があったり、例外処理やコレクションが述べられていない、1.4と5.0の切り分けの記述がないなど、惜しい出来であったので、その旨記述したのですが、売上に影響でもあったのでしょうか。
これで思ったのはアマゾンは企業ですから、企業は自己の利益を最大化するのが使命ですので、本が売れるようにカスタマーレビューを行なっているとすると、売上が落ちるようなレビューは消されることになるのかも知れません。または出版社から削除要請があったのかも知れません。または何らかのガイドラインに抵触していたのかも知れません。
本件、特にアマゾンに問い合わせているわけではありませんが、アマゾンから削除した旨の連絡があったわけでもありません。いつの間にか消えていたということです。最後に確認したときは参考になったの数もそれなりにあったので残念です。
これにより、得た私の教訓ですが、

  1. アマゾンのカスタマーレビューは自己の読後感想を保管するには適さない
  2. 利益受給者にとって都合の悪いレビューは削除報告される可能性が高い
  3. 利益受給者が都合のよいレビューを載せる可能性が高い

結果、アマゾンのレビューの信頼性が揺らいでくると思っています。少なくともアマゾンのカスタマーレビューを評価していましたが、今回の件で、いまひとつ信頼できなくなりました。
集合知というのは難しいところがあって、過去、あんなに批判の対象であった2chですが、比較的集合知として、信頼度を獲得していると思います。それは操作されている匂いが少ないからだと思います。操作をしたものがいずればれる仕組みや、批判中傷が淘汰されるような仕組みが必要なのだと思います。
主権在民でユーザーのためのカスタマーレビューが必要かと思いますが、今回の件を考えるとなかなか難しいのかも知れません。