成長戦略なくして発展なしと思うのだが

政権交代が起きて日本丸の舵は大きく今までと違う方向に切られた。民主党は錦の旗である、マニュフェストに沿って政策を進めている。国民はマニュフェストのすべてを支持したわけではないであろうが、マニュフェストは国民との約束であり、バラバラといわれる民主党をまとめる役割を果たしているのであろう。
マニュフェストに縛られて何もできなくなるという事態にならなければいいのであるが。
報道などで見る民主党の政策は現在のところ予算の付け替えのようである。今までお金が流れていたところにお金が流れなくなり、お金が流れていなかったところにお金が流れるようになる。格差が開き、ワーキングプアーや高学歴ワーキングプワー、女性の4人に1人が65歳以上という超高齢化社会、若者が搾取され、資産と権力のある高齢者にさらに年金を支払う社会。お金の流れを変えることは大事かも知れない。
ただ付け替えだけでは、全体のキャパは変わらないので、流れを変えるときのコストで全体キャパはむしろ減るように感じる。日本はまだ経済2位の国であるので、富の再分配を実施し、等しくみんなで貧しくなっていきましょうというのもありかも知れない。
その社会に夢や希望があるかどうかわからない。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/money/20091005/206316/