iPodをつくった男 スティーブ・ジョブズの現場介入型ビジネス
ティーブジョブスとAppleの話です。これを見るとパソコンとインターネットの大事なところではいつもジョブスがいたんだなと思えます。ビルゲイツと共に偉大な人物だと思います。ただ、取材等少し薄くて、ネットで調べればわかるようなことが多く書かれていたのは気になりました。
ウェブ国産力 日の丸ITが世界を制す
タイトルに惹かれて買ってみました。検索エンジンや大航海プロジェクト中心の話でした。見方の一つではあると思いますが、時代はGoogleの次、Webベースの検索エンジンの次をいかに、誰が見つけ、ビジネスにするかというところに来ていると思いますので、その意味では、大航海プロジェクトなど、日の丸ITが世界を制すは、本書を読んでも逆に難しいのではと思いました。可能性があるとするならば現在の携帯世代の中高生あたりがビジネスを起こす、5年後位に新しい波が始まるかも知れません。またインドや中国といった国から新しい波が始まるかも知れません。読みながらそのように感じました。
これから何が起こるのか
この本は多くの示唆に富んでいて面白かったです。IT革命の革命とは権力の移行である。というくだりは、今の匿名のネットの中の声が現実を動かしている姿や、著作に関連して、今まで大きなお金を得てきた人たちにお金がいかなくなりつつある姿を見るとよく感じることができます。著作物の本質的な価値は変わらなくてもその価値の伝わり方が変わってきたと思います。本書はドラッカーの書と並び何回も読み直したいと思いました。