お金は記号

お金は人類が皆で信用している記号であります。数字と単位で表現し、各単位間は重み付けで関連を持ちます。よく考えるとこれらは非常にインターネットや電子機器と親和性が高いと思います。
福沢諭吉に価値を見出すのと同じように、電子なものに価値を見出せるようになると、人類はどのように進化するのでしょうか。国、政府の役割は税金を徴収し富を再分配しているといえます(現在は再分配というより、奪い合っている感が強いですが)。また日銀は通貨を発行し、記号と単位を流通させています。ここに電子マネーが急速に入ってきています。
この普及はFerica(FeliCa - Wikipedia)によるところが大きいです。まずはスイカという切符、定期の代替として始まりました。エコという点はまずこの点で、距離と金額を記録する切符という紙を電子に置き換え、不要としたところです。これにより多くの紙が削減されます。また、紙の自動改札に比べ稼動部分がありませんので、メンテナンスコストも今後劇的に下がると考えられます。
現在、nanacowaonなどのお財布ケイタイが急速に普及し始めています。リアルなお金からどのように電子マネーに移行していくのか興味があります。電子に置き換わることにより、インターネットの中をお金が流通するようになります。現在は電子バンク等でお金を電子でやり取りするだけですが、今後この電子マネーの普及で、知財がポイントに置き換わり、ポイントが電子マネーに置き換わり、電子マネーをお財布ケイタイに入れ、物と交換できるようになって行きます。発芽はあります。Yahooの電子ポイントはJapanNetBankで換金可能なのです。
ジャパンネット銀行:Japan Net Bank|ジャパンネット銀行の口座で、Yahoo!ポイントを現金に交換できるようになりました|
従って、今後、アフェリエイトや広告という直接的な手段でなく、知財をお金に変えることができるようになるということを予見します。インターネットは積み重ね、継続が重要ですので、今のうちからポイントを貯めるといいことがあるかも知れません。
このポイントの重要なところは、知識を受け取った側があなたは何ポイントという形でポイントを発行できるところにあり、一般の物販の形態に近いところになります。急速に知識資本主義に進んでいるため、知識がコモディティ化してきているように感じられますが、知識は無限で知恵を提供することが知識資本主義では重要になってくると考えています。そして現在の資本主義と橋渡しになるものが、電子マネーであると考えています。