携帯かケータイかで世界が違う

http://www.amazon.co.jp/%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%82%A4%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%81%AE%E5%AD%90%E3%81%A9%E3%82%82%E3%81%9F%E3%81%A1-%E8%AC%9B%E8%AB%87%E7%A4%BE%E7%8F%BE%E4%BB%A3%E6%96%B0%E6%9B%B8-1944/dp/4062879441/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1213919965&sr=8-1
我々にとっては携帯電話はいつでもどこでも電話をするものですが、子どもたちにとっては携帯はケータイであり、人と繋がるもののようです。社会の中の関連性が薄れてきた中、ケータイがそれを補っているようです。
この書籍では、親がなかなか気がつかない、ケータイの世界を現在、問題点、対応策等の話題とともまとめられています。我々の業界でも前略プロフィールがアンテナに引っかかったのが去年の年末です。そのときには小中高の7割が利用又は知っていたとのことですので、デジタルデバイドではなく、情報の偏在化が進行しているといえます。あらゆる情報が入るようになったため、マスメディアには流れない情報の価値が高まり、より偏在化が起きているといえます。年代や指向による偏在化は今後どのように進むかこれは子どもたちだけの問題ではなく全体の問題として考える必要があると思います。
また、最近ではフィルタリングをはじめ、インターネットの機能のない携帯電話を発売せよ等、色々と制限がかかる方向に進んでいます。情報を取捨選択することができない子どもたちには必要な行為だと思います。ただ個人的な好奇心でいうと、生まれたときから携帯電話があり、インターネットがあり、メールがある世界で育ってきた子供たちが、どのような大人になるか興味はあります。この中に未来のビルゲイツやスティージョブズがいるかも知れません。
いずれにしてもインターネットを使いこなすために子どもたちに限らず全体の情報リテラシーを上げていく必要があると思います。道具は所詮道具であり、使い方使う人により善にも悪にもなります。規制に走らないように善を引き出していくのが大人たちの役割かも知れません。