デジカメを買ってみました

前から言いなと思っていたリコーのR10をヨドバシに見に行ったところ、後継機種が出たようで売っていませんでした。後継機種はまだ出て間もなくだったようでてか高かく感じました。
価格コムで調べたところ、なんとアマゾンに在庫がありました。色がブラウンだったのは残念ですが、最安値でしたし、アマゾンの安心感もあって、ポチッと押してしまいました。

思えばデジカメは画素数が増えたり、顔認識が入ったりと機能面だけ増えて、それによって価格を維持しているように見えます。ユーザーに取って本当に大事なことは何でしょう。メーカーもそれが分からず分かりやすい機能に目がいっているようです。機能が増えると新規購入者である初心者はなおさらどれを選んでいいか分からなくなるのだと思います。
ユーザーに取っての価値とはということを考えて行くと必ずしも機能面だけではないと思うのです。ユーザーはデジカメによって時を画像として切り取って保存していると言えます。それが思い出かも知れません、業務的な記録かも知れません。いろいろな理由があるのだと思いますが、この時を切り取る理由に迫るのが回答への近道ではないかと思います。
紙で写真を残したいユーザーは多いと思います。ところがデジカメをプリンターに接続してプリントアウトするのは楽しいかも知れませんが面倒です。デジタル写真立てもメモリを移動したり面倒かと思います。この面倒をなくすとユーザーは新しい価値に気づくかも知れません。
例えば、デジカメにWiMaxを入れればデジタルカメラからサーバーにデータを送ることができます。デジタルカメラで撮影すると1週間後現像されて郵送されるというサービスはいかがでしょうか。大きく引き延ばしたり、カレンダーにしたり、デジタルカメラだけで出来ます。またWiMaxでも無線LANでもいいですが、デジカメのデータが自動でデジタル写真立てと同期すると便利そうです。
このように考えるとデジタルカメラは機能や画素を増やすよりも如何によい写真を撮れるかで価値を維持し、価格を下げ、付随のサービスでユーザーの生活を変えて行くことが大事かと思います。
そして付随のサービスはインターネットインフラが必要ですので場所が限られますが、いい写真が撮れる価格の安いデジカメは世界で勝負できるはずです。世界で勝負するもの、日本で勝負するサービス。そういった観点で考えてみました。