セックス各社社会。。。結局金なのか

経済的な側面から、結婚できない男性、女性をあぶり出す本書。女性は子供を産み育て生活して行くために、男性に年収400万以上を求め、その結果、非正規の男性は結婚できない確率があがる。そして、400万以上の正社員は泥のように働かされ、時間がなく、働き過ぎでセックス回数が減るという。
本書はこれでもかというほど論理的に結婚できない原因を、セックスできない原因を経済的側面から説明する。結婚している男女も、結婚していない男女も、子供がいる男女も、子供がいない男女も日々まじめに行きている人たちが大半だと思う。それでも何かそう家族が構成でづらい世の中に違和感を感じていることだろう。生の感覚が希薄な世の中になってきている。
筆者は経済的な格差を特に若者の格差を解消しなければ少子化は止まらないと説く。おそらくその通りであろうと思うが、老人がお金を溜め込み、権限を握っている現在、なかなか解消は難しそうである。国の成長期であればそれでもうまく行ったかも知れないが、絶対的なお金が不足しているのではないだろうか。
図らずとも若者は少子化ということで国にボディーブローを与えているのかもしれない。そうでない一部の人は違法なオレオレ詐欺で老人のお金を奪い取っているのかも知れない。いずれにしても豊と言われる日本は急速に生を失っているように思える。
個人的にはお金と安定は大事だなと感じた次第で、容姿や性格で悩んでいた学生時代が懐かしく思う。まずはお金かと思うと少し寂しい気がするが、お金は努力と工夫で手に入れることができそうだと思うと、改善が難しい容姿や性格よりも公平に思える。ホリエモンの言は以外と正しいのかもしれない。