木村剛氏の話を聞いてきました。

実はあまり、木村氏のことは知りませんでした。木村氏のコンサルタントとしての顔、経営者としての顔、正直なところを見ることができてとても有意義でした。ただ、内容は悲しくなるくらいに現実を突きつけるものでした。
話のメインは、官製不況のいわゆる、3k(貸金業法改正、建築基準法改正、金融商品取引法)に関するものでした。特に貸金業法改正はグレーゾーン金利を廃止したことで、闇金が肥えるだけの結果になり、倒産も増えている話、良かれと思ってやった政策なのかも知れませんが、これほどまでに裏目に出ているのかと思いました。
池田信夫先生がまとめていますが、日本の場合、リーマンショックだけが今回の不況の原因ではないと言えそうです。
http://agora-web.jp/archives/758419.html
民主党の皆さんは人がいいのか、理想主義者なのか、良かれと色々と政策を実行していきそうですが、日本の将来に致命的に裏目を作りそうな予感がします。こんな状況じゃ企業なんてと思う人も多かったかも知れません。但し、木村氏の下記の言葉が印象的でした。
「経営者は金を払って働く、従業員は金を貰って働く」
至言だと思います。そういう経営できる経営者が増えていくことが大事なのだと思いました。それにしても問題は払うも貰うも金が流れなければいけません。血流がとまれば経済もとまってしまいます。夢を旨に現実を見て、明日へ向かって行きたいと思います。