オープン化と規格化で日本の携帯は変わるのか

2009年中にGoogleが提供しているAndroidの日本語版がでると言われています。ドコモかauと言われているのですが、本当に出るか少し疑問に思っています。ちょうど15ー20年程度前、パソコンの世界を考えてみると分かりやすいともいます。
80年代から90年前半日本のパソコンはNEC98シリーズというが大きなシェアを持っていました。これにワープロソフト一太郎の組み合わせが鉄板だったように記憶しています。当時は5インチのフロッピーからOSを起動していました。
90年代Windows3.1という物が出てきて徐々に確実にWindowsという物が広まって行きました。同じ頃、PCの世界のフェラーリと揶揄されるMacもシェアをのばして行きました。最終的にWindows95が出た95年ごろマイクロソフトWindowsが爆発的に普及し、現在の流れに至る訳です。始めの普及に時間がかかったのは日本語環境などの日本独自の参入障壁のための考えられます。
これを携帯電話に当てはめると、NECのPC98シリーズが今の日本の携帯電話と言えます。絵文字、メール、お財布携帯、デジカメにテレビと世界的に見れば特殊な機能がそろっています。一方、Macに相当するのがiPhoneと言えます。一定の層に熱烈な支持を受けています。AndroidはかつてのWindowsの位置にくるのか。今後の展開が注目されます。
おそらくWindwosと同じように最初のバージョンは大きく広まらないと思います。日本の特殊な機能、お財布携帯など世界でもビジネス的に使えそうな機能を取り込み、かつユビキタスWiMaxなどの広域ブロード版とと組み合わさり)とOfficeのようにそれを使わないと仕事にならないような状況が出てきたとき急速に普及すると思うのです。
しかし、今はインターネットの時代ですから海外で普及し日本で普及するときには日本の企業はすべて取り残されているという展開も考えられます。そうならないためにも、携帯と言わず組み込み機器も含めていろいろなところでこのAndroidを利用しビジネスを展開して行く必要があると考えています。
まずは、経営者にAndroidを知ってもらう必要があると考えています。2003年ごろみんながJavaJava言っていたときのように。