書評:ひろゆきという人は素直な人である。

「僕が2ちゃんねるを捨てた理由」を読み終えました。半分は対談で、もう半分は連載のまとめ?かな。なかなか効率的に作られた本です。但し、クラウドの考え方やケータイのフィルタリングの考え方、MixiGreeなどSNSやプロフサイトが子供にとって有害であり、規制されていない点の指摘など、色目めがねの無い、素直な指摘がが鋭く感じます。
ネットと広告の考察も鋭く、納得させられるものがあります。
ネットと広告の話からテレビの現在未来の話になり、後半の対談に突入します。対談は電波少年の土屋氏、現在は第2日本テレビというサイトを行っているようです。初めて知ったので、アクセスしてみましたが、さすがプロが作る映像コンテンツは最後まで見させるものでした。今後どのように進むか楽しみです。
さらに、杉原氏との対談ではひろゆき氏の普段を垣間見ることができました。
色々言われている2ちゃんねるですが、最近では場の醸成というのがこなれてきて、少し落ち着いてみることが出来るようになったと思います。ひろゆきしは素直であると感じましたが、かの松下幸之助氏が一番大事にしていたこと、「素直」に見るというのが素でできるというのはすばらしい才能であると思いました。