書評

なぜビルは完成し、システム開発は失敗するのか?

「プロジェクトの失敗は要求に起因することが多い」と要求に関する話から本書は始まります。ソフトウェア工学が要求は確定していること、を前提にしているので要求がぶれる場合は前提条件が変わり、プロジェクトは失敗するという話です。ではこの要求をどの…

お金と権力は下から上に流れる

上杉隆が丁寧に世襲議員とそのからくりを記した書です。カバン、地盤、看板と3つのバンに分けてそのからくりを解き明かしています。最も問題だと思うのは、政治資金を非課税相続できるということではないでしょうか。 政治家は引退するときにはその政治資金…

研修で利用:基礎からのサーブレット/JSP

研修でよく基礎からのサーブレット/JSP 改訂版 (プログラマの種シリーズ) を利用しています。サーバーサイドでありませんが明解Javaなどが大学生向けで少し独りよがりな内容になっているのに対し、本書は実践的でよく書かれていると思います。そしてなんとい…

セックス各社社会。。。結局金なのか

経済的な側面から、結婚できない男性、女性をあぶり出す本書。女性は子供を産み育て生活して行くために、男性に年収400万以上を求め、その結果、非正規の男性は結婚できない確率があがる。そして、400万以上の正社員は泥のように働かされ、時間がなく…

そろそろ勝間新党など考えてみる

なぜか気がつくと買ってしまう勝間本。私は会社勤めではないので特に読む必要はないと思いながらぱらぱらめくってみると終身雇用制度が問題という論調だったので興味を持ちました。私は年功序列がうまく機能していないと思っているので年功序列は否定的です…

雇用の話が中心ですが、経済、財政の政策提言の本であると思います。

結論を簡単に書くと不景気の今こそ、景気を良くせよ。とまぁ当たり前すぎる結論になっていますが、とても読みやすくそれなりに説得力があります。これを見ると経済政策はいろいろな考え方があり、経営と同じで結果がすべてであるように見えます。 筆者の指摘…

堀江氏の書

堀江氏自らがライブドア事件について記した書です。内容が事実かは判断できませんが、平易に氏の考え方が述べられています。昨日に書いた勝間氏の断る力でははいですが、堀江氏は検察に対し断る力を発揮していると言えるでしょう。 思えば検察というのは堀江…

自分の価値観に沿って生きるために

いわゆる勝間本の一つです。タイトルと写真に惹かれて買ってみました。それにしても月に何册の本を書いているかと思うほど、最近目につきます。この断る力を使って時間を作って本を書いているのでしょうか。 中身は自己啓発書の一種で比較的容易に読むことが…

ジャーナリズム崩壊(上杉隆著)

ややもするとネットでは「マスゴミ」と評される、新聞、テレビといった媒体のジャーナリズム。本書を読むとまさしくマスゴミであることがよくわかります。そして真のジャーナリズムとは何かという筆者の考えもよく伝わってきます。 それにしても本書で描かれ…

科学者の9割は「地球温暖化」CO^2犯人説はウソだと知っている

何かすごい本を読んだ気がします。本当かどうかは別ですが。結局CO2が地球温暖化の原因というのはメタボ=85cm以上というのと同じようなところなのでしょう。当たりでもなく遠くもなくというところだと思います。 筆者は地球温暖化の原因が主に太陽活動にあ…

タイトルに惹かれて買ってみましたが、以外といい本質を突いているような

集合知的な話がメインで、ある程度知った話がメインですが、タグというものが実は重要という論を広げたのは本書が初めてなように思います。なるほど奥付を読めば、慶応の国領先生のお弟子さんでした。 筆者はWebの進化によって、格差が是正され、みんなが好…

SEとユーザーの失敗学

久しぶりの書評です。システム開発の実態がよく書かれています。顧客から見たSE、SEから見た顧客、双方の立場をよく描いています。システム開発の会社を受けようと思っている大学4年生などは本書を読んで実際の開発の現場を知っておくといいと思います。 ま…

文学か、レポートか、実録か

タイトルだけみると山田先生の希望各社社会のような統計を取った書籍かと思いますが、これは、川崎氏の体験談です。新卒ではない人が就職活動を行うとどうなるかという話でした。日本の企業は新卒男子が大好きなので、26歳無職の彼が就職活動を行うとどう…

携帯かケータイかで世界が違う

http://www.amazon.co.jp/%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%82%A4%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%81%AE%E5%AD%90%E3%81%A9%E3%82%82%E3%81%9F%E3%81%A1-%E8%AC%9B%E8%AB%87%E7%A4%BE%E7%8F%BE%E4%BB%A3%E6%96%B0%E6%9B%B8-1944/dp/4062879441/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=bo…

あまりグーグルのことは書かれていませんでしたが、非常に面白かったです。

グーグルとつけると本は売れるのでしょうか。グーグルと名前がついている本を多く買っているので、私はまんまとその戦略に引っかかっているかも知れません。本書はマスメディアはどうなるべきかという話を、テレビ、新聞、ラジオ、と分けれ論述しています。…

心にしみる本でした。

副題が「逆風の時でもお金を増やす125の知恵」でしたので金儲け系の本かと思いましたが、さすが世界2位の億万長者、言うことが違います。すぐに読み終わる本ですが、何度も繰り返し読み身につけたい話が多く書かれていました。 堀江モンや村上さんがこの本…

刺激的なタイトルでしたがよく書けていました。

Googleを奉る本かと思いましたが、中立的にどちらかというとGoogelに批判的によく書けていて面白かったです。特に既存の広告業にとってはGoogleは脅威となることがよくわかります。ただGoogleはこの本にも書かれていますが、優秀な人材を今は生かしきれてい…

帯:日本企業に足りない物はこの2社がすべて持っている。

どちらかというと賞賛本です。いかにアップルとグーグルがすごいか書いてあります。お互いのビジネスモデルと世界の携帯のことを考えるときにはとても示唆にとんだことが書かれています。びっくりしたのは価格、税込み1890円します。新書は800円くら…

こまったもので

公務員の異常な世界という本を読みました。平易で面白く書いてありますが、内容は深刻です。 http://www.amazon.co.jp/%E5%85%AC%E5%8B%99%E5%93%A1%E3%81%AE%E7%95%B0%E5%B8%B8%E3%81%AA%E4%B8%96%E7%95%8C%E2%80%95%E7%B5%A6%E6%96%99%E3%83%BB%E6%89%8B%E…

アマゾンでは賛否両論のようですが

すぐに読み終わってしまいましたが、電車の中でうるうるしながら読んでいました。書籍では 1私と気長につきあってください。 2私を信じてください。それだけで私は幸せです。 3私にも心があることを忘れないでください。 4言うことをきかないときは理由があ…

ブラック新書というシリーズの一つみたいです。タイトルに引かれて買ってみました。ジャズ喫茶やライブハウスに高いお金を請求しているというJASRACの話でした。もう少しタイトルに見合う中身を期待しましたが、文体も含め今一歩。後ろの方はインタビュー記…

副題は「あなたがもらえなくなる日」で辛坊治郎(ズームインSuperの人)の本です。 意図的に平易に書かれています。出来るだけ若者に呼んでもらいたいという筆者の意図が感じられます。制度的な年金の本は多いのですが、若者に軸足をおいた年金の話は少ない…

iPodをつくった男 スティーブ・ジョブズの現場介入型ビジネス スティーブジョブスとAppleの話です。これを見るとパソコンとインターネットの大事なところではいつもジョブスがいたんだなと思えます。ビルゲイツと共に偉大な人物だと思います。ただ、取材等少…